(一部無料公開)
心理の仕事に興味のある方は、先ず「資格を取ろう」と思うはずです。
現に私もカウンセラーになる前、先ず最初にそう思いました。
そして、とある民間の資格を一つ取りました。
しかし、心理の資格を取得しても、それでカウンセリングが出来るようになるわけではないことがすぐにわかりました。
民間の資格はいうに及ばず、臨床心理士や公認心理士といった資格を取得する過程でも、知識や理論は学べても、本当に現場で通用する力を習得することは出来ないのだとわかったのです。
カウンセリングというのは、言葉によるコミュニケーションが中心のセラピー(心理療法)です。
ですから、言葉によるコミュニケーションのスキルを、心理的問題を解決したり精神状態を改善するだけのスキルに高めていくことが必須です。
しかし、そうした言葉のやり取りとは何か?どのようにするのか?そしてどう身につけていけるのか?
この部分が今の日本の臨床心理の世界ではスッポリと抜けているのです。
民間のスクールでも、カウンセリング協会や資格団体でも、大学の臨床心理学部でも、こうしたスキルを高めることはできないのが、今の日本の臨床心理の現状です。
では、どうすればそうしたスキルを高めていけるのでしょうか?
具体的には、カウンセリングやロールプレイなどの自分の会話のやり取りを録音します。
続いてその録音記録をもとに、逐語記録を作成します。
この逐語記録は厳密に一言一句正確に、あいづち、間や沈黙の秒数まで記載します。
そして、録音記録と文字(逐語)記録とを両方突き合わせながら、一つ一つのカウンセラー(聞き手)の応答を中心に、そのやり取りを検討していきます。
検討項目は主に、次のようなものになります。
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