応答の基本の一つになる「間」
カウンセリングにおいて、クライエントが語り、それに呼応するかのようにカウンセラーが何らかの反応(応答)をする。
基本的にはこの連続でカウンセリングの面接は成り立っています。
そしてそこでそれぞれクライエントが何を語るか。
そしてその語ったものにカウンセラーがどのように応じるかというところが、面接の進展や深まりに大きな影響を与えていくのだということは間違いないことだといえるでしょう。
そうした意味で、カウンセラー側の応答ということについて、この講座ではある程度重きを置いて学習を進めてきました。
考えてみればこれは当たり前のことで、どう応じるかの連続が臨床だともいえますし、日常の人間関係だともいえるわけですから、理論学習はそうしたものを支える大切な要素ではありますが、理論学習だけでは十分ではないというのも、よくご理解頂けるのではないかと思います。
相手の言葉にはどんな思いがこめられているのか。
何を相手は一番伝えたい、わかってもらいたいと思っているのか。
そこに「心から」応じることが出来れば、それがそのままカウンセリングの重要な要素である「共感的理解」に通じることになるでしょう。
カウンセリングにおいて重要なことの一つにクライエントが自分の話したいことを率直に、そして十分に話せることというものがあります。
自分の思い、戸惑い、不安、怒り、怖れ、不満、迷い、様々な感情について、クライエントが率直に、そして十分に語ることができれば、自分の意識できていなかった感情や思いにも意識が及び、それによって自分の内面を改めて再検討することができます。
こうしたことを達成するために、カウンセラー側の人間、あるいは聞き手である私たちには、相手がそうしたことを充分に、率直に話しやすいような雰囲気作りが求められます。
そのために重要な工夫というか姿勢の一つは・・・・・
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