(一部無料公開)
カウンセラーやセラピストとしてやっていくために、勉強会やセミナーについて書いてみます。
私も16年近くカウンセラーをやっていて、セミナー講師も10年やっています。
10年間セミナーを続けてこれたのは何故かなと考えてみると、やはりこれが一番大切だったなと思いました。
セミナーはテーマが命
セミナー開催を長く続けるためには、受講生に来てもらわなければなりません。
受講生が途絶えてしまうと、そのセミナーは開催できません。
受講生に少しでも多く、そして長く来てもらう必要がありますね。
その時に最も重要なものはテーマです。
ここで勘違いをする人がいます。
セミナーの運営で一番大事なのは「集客だ」ということで、集めることに必死になる。
集めるためには多くの人にセミナーのことを知ってもらわなければならない。
まあ、ここまでは間違ってはいません。
やってはいけないのは、多くの人に知ってもらいたからといって、セミナーの告知を知人や友人にお願いすることです。
SNSなどで「紹介合戦」のような場面をよく目にします。
「友人の●●さんが、今度セミナーをやります。」というやつです。
この告知で来る人は、半分以上「お付き合い」で参加する人です。
セミナーの内容に真剣に興味がある人は少ないです。
お付き合いでくる人はせいぜい一度か二度で来なくなります。
また「紹介してあげたのだから、今度は私のセミナー(商品・サービス)も紹介してね」という人が出てきます。
これは口コミとは違いますね。
口コミというのは、紹介する人が頼まれてではなく、自分の意志で紹介したいと思って紹介する場合を言います。
紹介者が本気で(本音で)紹介したいと思ってするから、紹介された人は心が動きます。
また、こういう紹介の場合、本当にそのテーマに興味がある人にのみ紹介します。
だから、セミナーには何度も足を運ぶ可能性が出てくるわけです。
「来てください」とお願いだけやっていると、次のセミナーに来ない人の方が多いです。
それから、もう一つの間違いはお金を払ってバンバン広告を打つという方法です。
広告というのは、実はすごく難しく、専門性が必要な方法です。
誰にどんな広告をどれくらい見せるのかというのは、かなりの専門性と裏付けられたデータが必要なんです。
こうした専門性がないと、ただ広告費をドブに捨てただけで終わってしまいます。
また、広告にどのくらいお金をかけて良いのか、ダメなのかというのもちゃんと原則があるそうです。
原価を引いた粗利のうちの6%までということらしいです。
つまり、これ以上広告にお金をかけてはいけないということになります。
6%を超えた広告費を続けて使うと、やがてキャッシュフローが細くなり、最終的には止まります。
先日ある動画で「私は利益を全部広告に突っ込む」と言っている起業家がいました。
利益が何%あるのかはわかりませんが、この方法を続けたらいずれ行き詰るでしょう。
また、100人以上集まるとか、セミナーの代金が高額であれば、6%でもある程度の広告費が確保できます。
セミナー代金が5000円以下とか、それで人数も30人以下などの場合、広告費はそんなに使えません。
5000×30=15万円
すると広告費は9000円ですね。
9000円の広告費しか使えません。
そこから会場費やプロジェクターレンタル費・交通費などがあり、残ったものが利益です。
ただしこれはセミナーの運営要素だけの計算で、広告費というのは事業全体でそのパーセンテージが決まります。
セミナーというのは比較的利益率の高いものですが、最低でもこの位の計算をしておいたほうがいいということです。
そして、高額で多くの人が集まる素地がないのであれば、できれば広告費をかけないでやれる方が良いです。
なぜ広告費をかけない方が良いのか?
それは、コストが抑えられるというのもありますが、人は広告を信じない時代になったからです。
信じるのは信頼できる人間からの情報、そして「内容」つまりセミナーの「テーマ」です。
ここでもう一度、今回のテーマの確認です。
セミナーはテーマが命
では、どういうテーマなら多くの人が長く(続けて)来てくれるのでしょうか?
集める必要がなく、参加者が集まってくれるテーマには、どんな共通点があるのでしょうか?
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