共感的理解の真実~その1~(無料公開)



カウンセリングでは共感的理解が重要です。
ですが、そもそもこの共感的理解がなぜ重要なのでしょうか?
先ず、共感的理解とはなんでしょう?
共感的理解とは「感覚を伴う反応」のことです。
どういう反応かというと、言葉にするとこうです。

「ああ、なるほど」「そうか、わかった」「そういうことか」この「わかった」という反応が共感的理解といえます。

私たちは、相手の話を聞いていて、その話の核心が理解できたとき、「そうか」という反応が内側から起こります。
話しの内容だけでなく、何か考えたり出来事に遭遇したりした時も同様です。
物事に対してある種の理解を得た瞬間、私たちは「なるほど」「そうか」「わかった」という反応が内側に起こります。

共感的理解も、この反応のことだといってもいいでしょう。
特に、カウンセリングで聞くクライエントの話は複雑で微妙な話が多いため、繊細で深い理解が必要になります。
そうした話にふれて、聞いていくうちに繊細で深い理解ができた時。
静かですが、確かな理解を得た感覚が生起します。

繊細で深い理解を得た時の反応は、決して大きなものでも、強いものでもありません。
大きい反応の場合は「早合点」の場合が往々にしてあります。
つまりわかったのではなく「わかったつもり」の可能性があります。
つもりではなく、本当にわかった場合はむしろ、静かではあるが確かな感覚です。
別な表現でいえば「腑に落ちる」とか、「得心がいく」といってもいいかもしれません。
この感覚的な反応が起きたときこそ、共感的理解が出来た瞬間だといえます。

もちろん、これは独りよがりでは意味がありません。
養成塾ではロープレや逐語演習によって、本当に塾生が共感的理解を得ているかを厳密にチェックします。
この「オンライン講座」でも、その演習を提供いたします。
真の共感は「大変だったね」「辛かったね」といった中途半端で曖昧な言葉にはならないのです。
まして相手の言葉を無造作に繰り返したり、オウム返しでお茶を濁すのとも違います。
自分の理解を通した「自分の言葉」になるはずです。
言葉にするというより「なる」感覚です。
「大変だったね」とは、何がどう大変だったのか?
「辛かったね」とは、相手の話を通してどんな辛さをどう感じ取れたのか?
こうしたことが聞き手(カウンセラー)の言葉としてきちんと応答に反映されてくる必要があります。

そうでなければ、クライエントも不安になります。
自分が一生懸命に話したことが、カウンセラーにどう受け止められたのか?
そこがリアルに実感できないからです。

逆にいえば、カウンセラーが自分の言葉で応答し、その応答がクライエントの伝えようとした内容、感情、感覚などその経験の世界にピタッとくると実感できれば、クライエントは「わかってもらえた」と確信が持てます。
では、この共感的理解の反応と感覚をどうすれば自分の内側に起こすことができるでしょうか?
次回はそのコツをお伝えしたいと思います。

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