傾聴と共感的理解(一部無料公開)

傾聴ということ

カウンセリングを学習して先ず最初に学ぶといっていい概念・言葉に、傾聴というものがあります。

文字通り耳を傾けて聞くということ。相手の話に耳を傾ける。全神経を集中して話を聞くということです。

しかし考えてもみれば、相手の話に耳を傾けるというのは日常の人間関係の中で、ある場面においては誰もが意識して行っていることではないのかという人もいるでしょう。

私だってある時には人の話に耳を傾けて聞いたことがあるという人もいるでしょう。

それはおそらくそうなのでしょうし、誰もが日常の人間関係の中で、ここは相手の言っていることをしっかりと聞かなければという場面、つまりここぞという時においては、この傾聴という姿勢を取っているといえるのかもしれません

しかしながら、人間の心理的援助を行うための心理療法の一つであるカウンセリングにおいて、この傾聴という概念が基本形として強調されているということには、それなりの意味があるのだということを、カウンセリングを学習している我々は考えていかねばなりません。

傾聴という概念が強調されているということは、それだけ日常の人間関係の中で人の話に対して耳を傾けてしっかりと聞くという行為が十分にできていないということの現れだといえます。

それはここまでこの通信講座を丹念に学習してきた皆さんであれば、人の話を聞くということ、それも正確に聞きとる、全神経を集中させて聞くということがいかに難しいことなのかということは、ある程度理解できるのではないかと思います。

傾聴と日常会話の実態

例えばある時のことでした。私がスクールカウンセラーをしている小学校の廊下を歩いている時に、5年生と3年生の児童をもつ母親が、自分の子どもが学校の話をしなくなってきたと話しかけてきました。

母親は続けます。

例えば「ここのところ、学校はどう?」と子どもに聞くと「別に」と言う。

さらに「学校生活は楽しい?」というような感じで聞くと「微妙」とだけ言い残してそれっきり会話は終わりになる。

本当にうちの子は学校のことについてこちらが尋ねても何も答えてはくれないのですと嘆くのでした。

しかしその話を聞いている時、私の頭の中には一つのこと、つまり、傾聴と日常会話の実態ということについてのある思いが浮かびました。

それは、この母親は世間一般でいうどこにでもいる普通の母親であり、親子関係が悪いわけでもなく、どちらかというと子どもたちも、多少の紆余曲折の中にはいても、基本的にはまっすぐに育っている子どもたちの母親でした。

そしてこの種の会話のやり取りも、世間では一般的に実に多く存在するもので、特に大きな問題を包含している会話でもありませんでした。

しかしこの会話で注目すべきは、母親はあることを見落としているということです。

皆さんにはそれが何かおわかりでしょうか?

この母親は自分の子どもが学校のことについてこちらが尋ねても何も答えてくれないと私に言いました。

しかし、それこそが大きな見落としの一つなのです。

ここまで読んでおわかりだと思いますが、何を隠そうこの子は・・・・・・・・・

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