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「どうすれば聞けるようになりますか?」
養成塾でもよくこうした質問を頂きます。
傾聴できるようになりたい。
共感できるようになりたい。
カウンセラーとしてスキルをアップしたい。
そういう思いから出てくる質問だと思います。
結論から先にお伝えしますね。
学習を続けることです。
それ以外に方法はありません。
養成塾でもそうですし、かつて私が通っていた師匠の研究所でもそうでした。
実力がつく人とつかない人との差は、ただ続けるか続けないかです。
では、何を続ければよいのか?
勉強の仕方でいうと、一般的に「予習」と「復習」とがあります。
カウンセリングの学習では圧倒的に「復習」が大事です。
つまり、復習を誰よりも続ける(繰り返す)人は、それだけ実力がつきます。
養成塾でもこれまで多くの人たちが学習に参加しました。
実力がついた人とつかなかった人とどこが違うのか?
答えは復習にあります。
セミナーや授業に参加しても、その後、学んだことを復習しないのです。
なぜわかるかというと、同じ講義をしても初めて聞いたような顔をする人がいるからです。
また、アドバイスしたことをやらずに、次々と新しいものに手を出す人がいるからです。
全体の95%の人がこうなります。
師匠の研究所に通っていた頃、多くの研究生は、師匠のもとで学び続けていました。
長い人だと30年以上通っている人も。
では、30年通った人は実力がついたかというと、そうではなかったのです。
多くの人が長い間学び続けているはずなのに、実力がついていませんでした。
そこで私はその理由を自分なりに探し、見つけました。
皆、漫然と授業に参加し、漫然と自分の逐語を提出していたのです。
逐語の検討を終えて、その逐語や指摘を受けたことを復習していなかったのです。
そこで私は自分なりの復習方法を考えて、授業の録音を始めました。
師匠の話や生徒とのやり取りを録音し、それを聞き返し、まとめノートに記録を残しました。
そしてそのノートをスキマ時間に何度も繰り返し読みました。
その時学んだことが、今の臨床の土台になっています。
逆に、他の研究生たちがなぜそうしないのかが不思議でなりませんでした。
現在も多くの塾生、元塾生がこうした形の継続学習ができずに、迷走しています。
一つのことをしっかりと掘り下げ、獲得することで得られる「土台」がないのです。
私から見ていると「なぜ、もっと繰り返し学習をしないのだろう?」と思ってしまいます。
セミナーに参加しただけで、勉強した気になってしまう。
よくあるパターンです。
先ほど私は「スキマ時間に」と書きました。
そう、スキマ時間で良いのです。
この会員制サイトのトップページの下の方にも書いていますが、先ずは興味のあるものだけで結構です。
何度も何度も読み返してください。
そうすると、そこから新たな問いが派生します。
その問いを自分で調べたり、私に質問したりしてみれば、その先に自分のスキル獲得があります。
大切なのは「復習」です。
短い時間でかまわないので、その代わり何度も何度も繰り返しふれ、頭に叩き込んでください。
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