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オンライン講座の会員の皆さんは、心理学に対して何らかの興味がある方だと思います。
昔から人の心や人間に対して深い関心があった。
自分が悩んできたから、それを解決する答えを知るために興味を持った。
そんなことが動機となって、心理学に興味を持ち始めた方も多いと思います。
私の場合は前者です。
人生に悩んだというわけではなく、人の心や人生という壮大なテーマに興味をもっていたのです。
そこから、なぜ人は悩むのか、どうすればその悩みは解決されるのか。
幸せに生きるとはどういうことなのか。
こうした問いを持つようになり、探求が続くうちに、それが仕事になっていきました。
心理学とは本来「幸せに生きるための学問」だと私は捉えています。
サイコセラピーも、元々は戦争や災害を経験して苦しむ人たちの心の回復という取り組みの過程で発展してきたものです。
そう考えると、心理学を学ぶということは、やはり学んだ人が学べば学ぶほど幸せになっていくものである。
本来はそういう背景があるのだと思います。
現に心理学を学んだおかげで、私はより幸せになれました。
そう真っ直ぐに答えられることが、一つのゴールではないかと思うのです。
ところが、心理学の知識は豊富にある。
理論もたくさん知っている。
それなのに、実生活が上手くいっていない。
あまり幸せとは言えない。
そういう人がたくさんいる。
これも心理学の世界の七不思議だと私は思っています。
車の免許を取得すれば、車が運転できるようになります。
全く運転出来なかった人も、免許を取得すれば、その日から運転ができる。
そして、教習所で学んだことを繰り返し実践することで、つまり運転を続けていくことでさらに運転が上達します。
ところが、心理学はどうでしょう?
資格を取った人が、その日からセラピーなどが出来るようになるでしょうか?
資格を取ったことで、あるいは学べば学ぶほど幸せになっていくでしょうか?
生活技術が上達する人や幸せになる人は一部です。
その他の多くの人は、上達の実感もなく、幸せになっていく実感もなく、心理学の知識だけが頭でっかちになるほどに増えていく。
知識だけは増えたが、実際の生活場面では活かされない。
そうなると、一体その人は何のために心理学を学び続けるのでしょうか?
もちろん、知識さえ増えればそれでいいというなら、何も問題にはなりません。
しかし、多くの学習者は、きっと違うはずです。
心理学を学び続けることで、学べば学ぶほど自分が人として成長し、より幸せになるのであれば、そうなる方が良いに決まっています。
では、なぜ心理学を学んでも、多くの人が成長や幸せを実感できないのでしょうか?
どうして「今日もこんな心理学を学んでますよ!」とSNSにアップしている人が、次の日には自分の人生の愚痴を同様にアップしているのでしょうか?
考えられるのは次の2つです。
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