自分がいかに聞けていないかを自覚することが大事(一部無料公開)

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私のところでは、カウンセリングを行っていますが、その一方でカウンセリングを学びたい方のマンツーマン指導も行っています。

カウンセリングの個別レッスンですね。

何をやっているかというと、逐語検討の他に、応答訓練の演習や実際に鈴木のカウンセリングを受けてクライエント経験をするなど、受講生の要望に合わせたり、一緒に相談したりして決めています。

特に要望がなければ、こちらで用意したカリキュラム(30以上ある)を順次こなして頂きます。

その中で最近、逐語検討を希望される方が増えました。

受講者が行ったカウンセリング面接の逐語や、勉強会などで自分がやったロールプレイの逐語を提出します。

その逐語を私が分析し、課題や改善点を指摘しています。

他人の逐語を分析・指導していると、こちらも様々なことに気づきます。

ある逐語を分析していると「これはこの人の聞き方のクセだな」と思うものがあります。

しかし、他の人の逐語検討を続けていると、別の人にも同じようなクセを発見します。

そして、また別の人にも同様のクセを見つけます。

そういうケースが続くと、これはもうクセといったレベルの話ではなく、いろいろな人が陥りやすい問題なのだとわかります。

そして、この問題点をセミナーなどでお伝えすると、受講者のほとんどが「あるある」という反応をします。

これでもうこのポイントはクセではなく、多くの人がぶつかる問題だといえるようになります。

こうしたことを日々、12年以上(2022年7月時点)繰り返してきましたから、そのへんのノウハウはかなり蓄積されてきました。

そして、そうした蓄積を通して、最近改めていえることは「傾聴やカウンセリングというのは、やっぱり集中力なんだな」ということです。

相手の話を聞くという、日常では誰もが普通にやってきている行為なのに、カウンセリングのレベルになると出来なくなる。

いえ、もっと厳密にいえば、そもそも日常会話なども惨憺たる状況なんですね。

相手の話をきちんとは聞けてないし、相手にしっかりと意識を向けられてもいない。

目の前の人間に対して、ちゃんと集中出来ていないわけです。

話は聞いているようで聞けていない。

わかったつもりになるけど、わかってはいない。

そのままそれがカウンセリングの学習やロールプレイ、実際のカウンセリングにも持ち込まれているに過ぎないわけです。

この点でとても厄介なことは、そのことに当事者がまるで気づいていない点です。

ほとんど自覚がないといえる。

本人はそこそこ聞けていると思っているが、それが聞けているという根拠を示せない。

そして実際にも聞けてなんかないわけです。

では、聞けていない状態の際に、聞き手やカウンセラーはどういう状態になっているのか。

例えばそれは・・・・・・・・

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