困った場面での会話、その聞き方の基本とは?~その2(一部無料公開)

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言葉によって確認していくことの大切さ

「あなたの言いたいことはこれこれだということですね」
「あなたの今の気持ちはこういう気持ちだということですね」
「あなたが私に伝えたいことはこういうことだと私は理解したが、それで合っていますか?」

こういう気持ちを込めて相手に言葉によって確認をしていくということです。

これも具体的に例をあげたほうがイメージもわくでしょう。例えばAさんがこんな風に話をしたとします。

「Bさんって、悪い人ではないとは思うんだけど、時々自分の考えで動いちゃうっていうか、周りの空気とかあまり感じないっていうか、うん、Bさんなりに考えてるんだとは思うんだけど、自分1人でいろいろやってしまうというか、そういうところがあると思わない?」

さあ、困りましたね。AさんはBさんを大嫌いだということではないようで、悪い人ではないと言っています。

しかしながら、Bさんの言動に多少なりとも困っている様子のようですね。

あからさまな批判や非難はともかく、こういう微妙な気持ちを訴えてこられた時の話の聞き方、その話に対する応じ方というのは、非常に難しいのではないでしょうか。

そこでこういう時にこそ、相手の話しに対して確認をしていくという姿勢、
聞き方、応じ方が有効になってくるわけです。

ここはAさんの訴えというか話を肯定して「そうね。Aさんにはそういう所が
あるかも知れないわね」でもなく、「Aさんも悪気はないんじゃない」でもなく、
つまり、肯定するのでもなく否定するでもなく確認です。

さあ、あなただったらどんな言葉で応じますか?

どう応じればAさんの話したことを確認したという感じに伝わると思いますか?

ちょっと考えてみてください。

では模範解答の一つをお見せします。

私だったらこう応じてAさんの反応を待ちます。

「あなたからするとBさんは時々自分だけで考えて動いてしまうところがあるなと思うのね」
「あなたにしてみれば、Bさんなりに考えて動いてくれるのはわかるけど、もう少し周りの人たちの考えも聞きながら動いてくれると助かる時もあるわけね」
「Aさんとしては、Bさんには時々自分1人で動く時もあって、それはそれでちょっと困っている部分もあるわけね。」

いかがでしょうか?

上記の私の3つの応じ方をよく読んでみてください。

3つともAさんの話を肯定もしていなければ、否定もしていませんよね。

ただAさんがこちらに伝えたいこと、訴えたいことを自分なりに理解したその
理解の仕方を伝え、尚且つそれが正しい理解かどうかを確認しているだけです。

「あなたからすると」「あなたにしてみれば」は、場合によっては入れたり入れなかったりします。

あまり多用すると、「それはあなたの考えでしょ、私は違うわ」というニュアン
スに受け取られかねません。

相手の心理的な余裕をみながら判断していきたいところです。

Aさんは最後の部分で「そういうところがあると思わない?」と質問してきて
います。

そのため一般には聞かれたことに答えなければという発想で動いてしまう人が
ほとんどなのではないかと思います。

そういう発想で動かなければと思えば、当然「どう答えよう」「下手にそうだと
も言えないけど、違うと言ったら、今度はAさんの立場も無くなってしまう
し・・・」と悩むことになるでしょう。

しかし・・・・・<続きはオンライン会員のみ閲覧可能です>

【演習問題:入門初級編】職場の人間関係で悩むBさん

これはBさんとカウンセラー(C)のカウンセリングの導入部分のやり取りです。これを読んで問いに答えてください。

B1「仕事で自分がミスをするんじゃないかと、ものすごくビクビクしてしまうんです。仕事というものにはミスはつきものだということはわかっているし、完璧な人間なんか居ないとは思うんですけど、なんか自分がミスするとものすごく批判されるんじゃないかとか、こっぴどく攻撃、攻撃というか、叱られる。そういうことばっかり考えてしまって・・・・。どうすればいいんでしょうか?」

C1「                         」

問題
C1で、あなたならどんな風に応じたくなりますか?次の5つの中から適当だ
思うものを一つ選んでください。
 
1)そりゃあ、誰だって失敗はするものですものね。
2)何か自分に対して劣等感があるのでしょうか?
3)職場の人たちはそんな風に非難する人たちなんですか?
4)誰だって失敗はするものだとわかっていても、自分がミスをするとものすごく非難されてしまうんじゃないかということばかりを考えてしまうんですね。
5)私もそういう思いになる時がありますよ。嫌なものですよね。

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