カウンセリング成功のカギは自分を正確に語ること~その2~(一部無料公開)

自分自身を語るために

そこで今回の表題である自分を語るということについていえば、ロジャーズはその論文の中でこう記述しています。

「そのときどきに起こる感情を、意識過剰にならずに表明できるならば、それでよいと思う」

ここでのポイントとなるのは「意識過剰にならずに表明できる」というところでしょう。

では、意識過剰にならずに表明するとはどういうことでしょうか?

皆さんも考えてみてください。例えばこういうことでしょう。

何か自分を傷つけられたような、人格を否定されるようなことを誰かに言われたとします。

その時、自分の内部にそのようなことを言われたことに対する怒りの感情が起きてきました。

その感情はなかなか強いものです。

そんなとき、あなたならどんな言葉でその怒りの感情を相手に伝えますか?

「ふざけるな」
「そんな言い方は許されないだろ」
「お前、何様のつもりだ」
「お前こそ~じゃないか」

まあいろいろな表現がありますが、あくまでもここで考えているのは「そのときどきに起こる感情を、意識過剰にならずに表明」することです。

その観点から考えて、別の表現や伝え方を考えてみましょう。

「そう言われるととても腹立たしい思いになります」
「そんな言い方をされると悲しくなるんだけど」
「できればそんな風には言ってほしくなかった」
「そんな言い方をされて、正直、残念な気持ちになるよ」

さて、ここで上の乱暴な表現と下の意識過剰でない表明としての表現には、ある共通した違いがあることに気がついた人はいるでしょうか?

上の表現に共通することと、下の表現に共通することがそれぞれあり、その違いが実は大変重要な要素になっているのです。

さて、その違いとはいったいなんでしょうか?

答えは・・・・・・

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