人間関係に最も影響するもの
人間関係やコミュニケーションの問題を考えると、最終的には知識や方法論ではどうにもならなくなるということが起きてきます。
職場の人間関係にしても、学校の友達つき合い、保護者のつき合いにしても、親類や近隣のつき合いにしても、親子の関係にしても、そうした諸々の人間関係の問題を考えていくと、どうにも行き詰ることがあると思います。
それはやはり人間関係に机上の空論が通用しないということだと思います。
そしてコミュニケーションのスキルとか方法論的なアプローチだけで迫ってみても、やはり最後には限界にぶつかることになるのではないでしょうか。
私はカウンセリングなどの臨床活動を通して様々な人たちと関わってきて強く思うことは、人間関係に強く影響を与えるものは、その人がもっている「人間観」なのだということです。
つまりはその人が人間というものを心の底でどう捉えたり描いたりしているのか。
相手のこと、あるいは自分自身のことについて、どのような思想や概念、捉え方をしているのかということが、その人の言動に見事に反映されてしまうのだということです。
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人間尊重という人間観
では人間関係を円滑にという方向で考えていく場合、どうしても必要になってくる人間観とはどういうものなのでしょうか。
ここまで学習を根気よく続けてこられた方ならおわかりと思いますし、場合によっては身にしみて体験をお持ちかもしれませんが、これは人間尊重の精神というか、人間肯定、人間信頼という人間観であると断言できると思います。
私たちは神ではありませんので、そうした人間尊重の精神、人間に対する肯定的な価値観というものを完全に持つということは難しいかもしれません。
ある時には私たちはどうしても相手に対して否定的な感覚を抱いたり、否定的な言動を選択してしまったりすることだってあると思います。
ですから、神ではない私たち生身の人間には、残念ながら人間肯定の精神を100%実践するということは、ほぼ不可能だといってもいいかと思います。
しかしながら・・・・・・・・・・・・・
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